回覧板:霊鳥報


Popular front(人民戦線)が各地で結成されて、活動している・・・これは過言では無いだろう。

10月15日はニューヨークのウォール街で、2万人を超える労働者と学生が、
「金融権力の富を人民へ返せ!」
と叫び、結集した。

アメリカ第二革命が今始まっているのだ。
皮肉にもロシアでユダヤ人のレーニンが暴力革命を決行したのも、10月だった。

アメリカの労働者と警官隊は激しく揉み合った。
逮捕者が700人を超えた大暴動だったのだ。


これはよくあるデモの一種では無い、グローバル資本主義、自由主義経済に対する反乱である。

フランスでは、
リビア侵略・移民追放・ロマ人やイスラム教徒を犯罪者予備軍扱いした、極右サルコジ派が未曾有の危機に立たされている。

既に、ドイツ・イギリスでは、
右派のメルケル首相が左翼党の圧力により原発廃止を約束するなど「欧米の左翼運動」がここにきて、稀に見る活性化を遂げているのだ。


一方アジアはどうだろうか?

台湾・韓国では学費値上げに反対する運動が盛り上がっている。
ウォール街デモに共鳴したものだったが、500人程度だったらしい。

中国では警察署や役場の腐敗を糾弾するために各地で、抵抗が起きている。


我が国日本は500人程度が東京都で格差反対デモを行なった程度だった。


やはり一連の反資本主義運動は、欧米が主軸であり、
アジア圏では低迷だった。

しかし、労働者の格差への不満が強いインドと中国では大規模な暴動に発展する可能性がある。


重要なのは参加者の数ではない。
反資本主義の統一運動がアメリカで起きたという事である。


これは世界で左翼運動が統合する事を意味している。

アメリカで革命が起きている。
これはメディアが伝えない、人類の福音である。


金融権力・民族対立・マスコミ権力・大手製薬会社、これら支配階級への凄まじい抵抗が、
新自由主義の大国であったアメリカで起きているのだ。

日本では親米保守が相変わらず政権に有る。
しかし、この閉塞が打破されるのは時間の問題だろう。

原発・右翼反動・公明、自民党残力の自滅を見届けよう。



筆・ヒョウモンダコ



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