夢に続け

直感

その年、僕の母が死去した。
母はまだ若く36歳だった。
僕は、その日のコトは思い出したくない。
なぜかって?
決まってるじゃないか、
誰だってそんなコト思い出したくないに決まってる。
でもね、もぅ〜悲しくないんだ。
アレから何年もの時が過ぎたからだよ。
あの頃は、僕はまだ若くてただ泣きじゃくっていた。あの日は、いつもと何か様子が変だったんだ。
母もだけれどその日全体が変だったんだ。
なぜか空気がとても重くてどんよりとした空気だった。
いつも『いってらっしゃい』って言ってくれる母が、その日は、なにも言ってくれなかった。
僕はその時母に違和感を感じた。
そして、なんとも言えぬ恐怖を感じた。
そして僕は学校に行った。

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