私は藤井千帆。 今、私には好きな人がいる。 それは、同じてれび戦士の笠原拓巳。 拓巳は、寒いギャグを言うけど、優しいし、思いやりがあって、とってもいい人。 私は今日、勇気を出して拓巳に告白してみようと思う。 振られるかもしれないけど、やっぱり自分の気持ちを素直に伝えたいから。 ー翌日ー 私は、拓巳を近くの公園に呼んだ。 待ち合わせの時間より少し早めに着いた。 ベンチに座って何分かじっと座っていると、だんだんと不安になり、親友のあかりにメールしてみた。 するとあかりは【大丈夫だよ。きっと両思いだって!!】と勇気付けてくれた。 私は、拓巳が来るのを待った。 5分くらいすると拓巳が来た。 私の心臓はヤバイくらいドキドキしていた。 拓巳が私の隣に座った。 「ごめんね。今日は呼び出して。」 「おぅ。別にいいけど・・・。」 「・・・。」 「・・・。」 沈黙が続いた。 「あのね、」 「あのさ、」 2人は同時に沈黙を破った。 「何?」 「いや、千帆から言っていいよ。」 「じゃあ、私から言うね。私ね、小6のときね、新人のてれび戦士だった頃、拓巳をはじめてみたとき、可愛いなって思った。寒いギャグは言うし、皆からいじられまくりだし、男としては見ていなかった。でも、中1になって、ドリックで同じチームになったよね。そんでもって、夏イベのときに元太が怒られたとき、私、泣いてしまった。そのときにね、拓巳は優しくなぐさめてくれた。私ね、そのときからずーっと気になってたんだぁ。約一年間、想い続けた。でね、思ったの。振られてもいいから、自分の気持ちを正直に伝えたいって。それでね、今日ココに呼んだの。拓巳の気持ちをきかせてくれない?」 拓巳はびっくりしたようで口をポカンとあけていた。 「うん、実は、僕も千帆に今日告白しようと思ってきた。」 拓巳の言葉に私は驚き、 「えぇ!!」 と、物凄く大きな声を出した。 「僕も千帆がスキだよ。僕は、千帆に一目ぼれしたんだ。僕たち、両思いだったんだね。」 「私、嬉しくて泣きそうかも。」 と、私が言うと、拓巳は戸惑ったような顔をしたので、 「うっそ〜。ねぇ、私たち、ナイショで付き合わない?」 というと、拓巳は安心したように 「もちろんだよ。でも、信頼している人にだけは言うよ。いい?」 「うん!私もあかりだけには言うね!」 「わかった。ねぇ、今からプリクラ撮りにいこうよ!」 いきなりの誘いにびっくりしたけど嬉しかった。 「うん!」 と言って、拓巳と私はゲームセンターにいった。 プリクラの中に写ってる二人の笑顔は、キラキラして幸せそうだった。 夜、今日の出来事をあかりにメールで話した。 すると、あかりは、 【やったじゃん!!勇気出してよかったね!!しかもプリクラまでいったんだぁ!!今度見せてね!千帆の告白がうまくいってよかった。まじカンドーだしっ♪】 ありがとう。あかり。あかりにはとってもとってもとぉーっても感謝してるよ。 そして拓巳〜!!これからは『彼女』としてよろしく!! こうして私の恋は新たなスタートを切ったのだった。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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